【解決策】Windowsで毎回BIOS画面の時刻設定が出る原因はマザーボード電池の消耗だった!交換方法と改善効果
パソコンを使っていて、起動するたびにBIOS画面が表示され、時刻設定をしなければならないというトラブルに悩まされたことはありませんか?
私自身も同じ経験をしました。さらに、電源ケーブルを差し込むだけで勝手にパソコンが起動してしまうという謎の現象まで…。
調べてみると、原因はマザーボードの電池切れ(CMOS電池の消耗)でした。
この記事では、同じ症状に困っている方に向けて
- 症状の具体例
- 原因(マザーボードの電池切れ)
- CMOS電池の交換方法
- 電池を交換したあとの改善効果
を詳しく解説していきます。
症状|毎回BIOS画面で時刻設定を求められる
通常であれば、パソコンを起動するとそのままWindowsが立ち上がります。
しかし電池が切れていると、以下のようなトラブルが発生します。
- 起動するたびにBIOS画面が表示される
- 時刻や日付がリセットされてしまう
- 電源ケーブルを差した瞬間、勝手にパソコンが起動する
特に最後の症状は驚きでした。まるで自動電源ONが設定されているかのように、ケーブルを差すだけでファンが回り始めるのです。
原因|マザーボードの電池(CMOS電池)の消耗

古いPCにWindows11をインストールしたので、電池も古くなっていたんでしょう。
パソコンのマザーボードには、**「CMOS電池」**と呼ばれる小さなボタン電池が搭載されています。
この電池の役割は以下の通りです。
- BIOSの設定情報を保存する
- システム時刻を維持する
電池が切れると、BIOSの設定情報が保持できなくなり、起動のたびに設定がリセットされます。
その結果、毎回BIOS画面が出る・電源が勝手に入るといった現象が発生します。
CMOS電池の種類
多くのPCでは、CR2032というリチウムボタン電池が使われています。
コンビニや家電量販店でも数百円で購入できるため、入手はとても簡単です。
解決策|マザーボード電池(CMOS電池)の交換方法
ここでは、実際に私が行った交換手順を紹介します。
電池交換の手順
- パソコンの電源を完全に切る
→ 感電防止のためコンセントからも外す。 - PCケースを開ける
→ デスクトップPCなら側面のパネルを外す。※PCの分解方法を調べてください。 - マザーボード上のボタン電池を探す
→ 銀色のコイン型電池(CR2032が多い)。 - 電池を取り外す
→ 爪のような金具で固定されているので、軽く押して外す。 - 新しい電池を装着する
→ 「+」の面を上にしてしっかりはめ込む。 - ケースを閉じて電源を接続し、BIOSで時刻を設定する
交換後の改善効果
実際に電池を交換したところ、以下のような改善がありました。
- BIOS画面が毎回出なくなった
- 時刻・日付が保持されるようになった
- 電源ケーブルを差しても勝手に起動しなくなった
- パソコンの動作が以前よりスムーズに感じられる
「動作が速くなった」と感じたのは意外でしたが、おそらく電池切れで毎回設定リセットが発生していたため、その負荷がなくなったのだと思います。
まとめ|PCが毎回BIOS画面になる原因は電池切れの可能性大!
もしあなたのPCが
- 起動するたびにBIOS画面が表示される
- 毎回時刻を設定し直さなければならない
- 電源ケーブルを差すと勝手に電源が入る
といった症状を繰り返すなら、マザーボードのCMOS電池切れの可能性が高いです。
電池交換は数分ででき、費用も数百円程度。交換するだけでPCが安定して動作し、快適に使えるようになります。
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