「昔使っていた古いiPhoneをサブ機として使いたいけれど、SIMカードも入っていないし、わざわざ新しいApple IDを作るのも面倒…。」 「でも、この古いiPhoneに入っている写真を、今使っているメインのiPhoneに移したい!」
そんな風に思ったことはありませんか?
結論から言いましょう。SIMカードがなくても、Apple ID(Appleアカウント)にサインインしていなくても、AirDrop(エアドロップ)でデータを送ることは可能です!
「えっ、Appleのサービスだから、アカウントがないと使えないんじゃないの?」と思う方も多いかもしれませんが、実はAirDropの仕組みを正しく理解して設定さえ行えば、驚くほど簡単にファイルのやり取りができるんです。
今回は、SIMなし・アカウントなしのiPhoneからAirDropを使いこなすための手順と、絶対に知っておきたい注意点を、どこよりも分かりやすく解説します!

1. なぜ「SIMなし・アカウントなし」でも送れるの?
まず最初に、なぜこんなことができるのか、その仕組みをサラッとお話ししますね。ここを知っておくと、トラブルが起きた時にも焦らずに対応できるようになります。
AirDropは「独自の電波」で会話している
AirDropがデータを送る仕組みは、実はインターネット(4G/5G回線や通常のWi-Fiネット接続)を介していません。
iPhoneが持っている**「Bluetooth」と「Wi-Fi」**のチップを使って、デバイス同士が直接「ねえ、今からデータを送るよ!」「いいよ!」と通信しているんです。イメージとしては、最新版の「赤外線通信」や「トランシーバー」のようなものですね。
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Bluetooth: 近くにある相手を探すために使用
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Wi-Fi: 実際のデータを高速で送るために使用
この通信自体にApple IDの認証は必須ではないため、最低限の通信機能さえ生きていれば、SIMカードがなくても、ネットに繋がっていなくても使えるというわけです。
2. アカウントなしで送信するための「3つの必須条件」
さて、ここからが本番です。Apple IDにログインしていないiPhoneからAirDropを成功させるには、クリアしなければならない条件が3つあります。
① 受信側の設定を「すべての人(10分間のみ)」にする
これが一番の重要ポイントです!
通常、Apple ID同士が繋がっている(お互いの連絡先に登録されている)場合は「連絡先のみ」という設定でスムーズにやり取りできます。
しかし、今回のケースでは送信側にApple IDがないため、受信側のiPhoneは「誰から送られてきたのか」を判別できません。
そのため、受け取る側のiPhoneで以下の設定をしてもらう必要があります。
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コントロールセンターを開く(画面右上からスワイプ、または下からスワイプ)
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左上の通信設定(Wi-Fiとかのアイコンがある枠)を長押し
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[AirDrop] をタップ
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[すべての人(10分間のみ)] を選択
これをやってもらわないと、送信側の画面に相手のアイコンがいつまで経っても出てきません。
② Wi-FiとBluetoothを「オン」にする
SIMなしのiPhoneでも、設定アプリからWi-FiとBluetoothをオンにしてください。 「外にいるからWi-Fiなんて飛んでないよ!」という時でも大丈夫。
実際にどこかのWi-Fiスポットに接続する必要はありません。「Wi-Fiという通信機能がオンになっていること」が重要なのです。
③ デバイスの名前を分かりやすく変えておく(超おすすめ!)
Apple IDがない状態だと、相手の画面に表示される自分の名前が初期設定の「iPhone」になってしまいます。
もし周りに「iPhone」という名前の人が複数いたら、相手は誰から送られてきたのか分からず、受け取りを拒否してしまうかもしれません。
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変更方法: [設定] > [一般] > [情報] > [名前]
ここを「(自分の名前)のサブ機」などに変更しておくと、受け渡しが格段にスムーズになりますよ!
3. 知っておかないと困る!「アカウントなし」の制限事項
「なんだ、アカウントなしでも最強じゃん!」と思うかもしれませんが、やはり正規にサインインしている状態と比べると、いくつか不便な点や制限があります。
「連絡先のみ」設定が使えない
前述の通り、セキュリティレベルの高い「連絡先のみ」の設定では通信できません。 常に「すべての人」を介して繋がることになるため、不特定多数の人がいる場所(電車内やカフェなど)で設定をオンにしっぱなしにすると、知らない人から変な画像が送られてくる…なんてリスクもゼロではありません。
使い終わったらすぐに設定をオフにする習慣をつけましょう。
10分間のタイムリミット
iOS 16.2以降、Appleのプライバシー保護が強化されました。 「すべての人」に設定しても、10分経つと自動的に「受信しない」または「連絡先のみ」に切り替わってしまいます。
「さあ送ろう!」と思って準備している間に10分過ぎてしまった…というのはよくある話。送る直前に設定を確認するのがコツです。
自分のアイコンが表示されない
Apple IDに設定している自分の顔写真などは表示されず、グレーのシルエットアイコンになります。これも「名前の変更」をしておくべき理由の一つですね。
4. 【実践】実際に送ってみよう!ステップバイステップガイド
では、実際に写真を1枚送る際の流れをおさらいしましょう。
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【送信側:SIMなしiPhone】
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Wi-FiとBluetoothを「オン」にする。
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写真アプリで送りたい写真を選び、左下の共有ボタン(四角から矢印が出ているマーク)をタップ。
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「AirDrop」を選択。
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【受信側:メインiPhone】
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コントロールセンターからAirDropを 「すべての人(10分間のみ)」 に切り替える。
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【送信側:SIMなしiPhone】
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相手のアイコン(変更した名前)が出てきたらタップ!
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【受信側:メインiPhone】
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「受け入れ」をタップして完了!
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【送信側】【受信側】のどちらがSIMなしiPhoneであっても手順は同じです。
どうですか?手順自体は、普段のAirDropとほとんど変わりませんよね!
5. こんな時に便利!「SIMなしAirDrop」の活用シーン
「わざわざアカウントなしで使う場面なんてある?」と思うかもしれませんが、意外とこんな時に役立ちます。
古いiPhoneからのデータ救出
数年前の古い機種が引き出しに眠っていませんか? 「Apple IDのパスワードを忘れちゃったけど、中に入っている写真だけは救出したい!」という時、この方法ならパスワード再発行の手間なく、今のスマホに写真を移せます。
友人に一時的にスマホを貸した時
旅行中などに「充電が切れちゃったから、君のサブ機で写真撮らせて!」なんて場面。 友人のApple IDを自分のサブ機に設定させるのは面倒ですが、この方法なら「とりあえず撮って、後でAirDropで送るね」が簡単にできます。
お子様用のiPhone管理
お子様にSIMなしのiPhoneを「カメラ兼ゲーム機」として持たせている場合。 撮った写真を親のスマホに移す際、子供用にApple IDを作らなくても、サッとAirDropで吸い上げることができます。
6. 上手くいかない時のチェックリスト
もし、上記の手順通りにやっても相手が出てこない場合は、以下のポイントを確認してみてください。
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距離が遠すぎないか: Bluetoothの届く範囲(数メートル以内)に近づけてください。
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「インターネット共有(テザリング)」がオンになっていないか: これがオンだとAirDropが使えないことがあります。両方の端末でオフにしましょう。
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おやすみモード(集中モード)になっていないか: 通知が制限されて、受信画面が出てこないことがあります。
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機内モードになっていないか: 意外と忘れがちです!
7. まとめ:シンプルだけど強力な裏ワザ
いかがでしたでしょうか? 「SIMなし・Appleアカウントなし」という、一見すると何もできなさそうなiPhoneでも、AirDropという強力なツールを使えば自由自在にデータをやり取りできるんです。
今回のポイントをまとめると:
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AirDropはネット回線不要!Wi-FiとBluetoothがあればOK。
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受信側は「すべての人(10分間のみ)」に設定。
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自分のデバイス名を分かりやすいものに変えておく。
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セキュリティのため、終わったら設定を戻す。
これさえ覚えておけば、古いiPhoneも立派な「データストレージ」や「カメラ機」として再利用できますね。ぜひ、お手元のiPhoneで試してみてください!
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